最相葉月『れる られる』装画

新しい本が届きました。
最相葉月(さいしょうはづき)さんの新刊『れる られる』。
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最相さんはノンフィクションの作家さんですが
'06年/'07年、雑誌のコラム連載でお仕事をご一緒させていただき
それより以前に『青いバラ』というタイトルのご本を出版されていたこともあり
連載終了の折に「青いバラ」の絵をプレゼントさせていただきました。

絵をプレゼントするなんぞ、今となっては押し付けがましく、恐縮してしまうのですが
その絵をこの度、新しい作品の装画に、とご連絡をいただき
なんとも嬉しいいきさつで、採用の運びとなりました。

『れる られる』は、色々なきっかけで人生の受動と能動が転換する、その境目を
「生む・生まれる」「支える・支えられる」など、六つの風景で描かれた本。
ずんと重量感のある内容ですが、様々なことを考えさせられる一冊です。


青いバラの絵はこんな具合にど〜んと、全体に配置されています。
とっても潔く美しいデザインの本。ぜひ、読んでいただきたい作品です。
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『れる られる』最相葉月(岩波書店刊)
 デザイン:後藤葉子