狂言家『茂山千五郎家のおまわり』

初めて「国立能楽堂」に行ってきました。
お能ではなく、狂言を観に。。
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能舞台は独特の美しさがあって、ピリリとします。
そしてワクワクします。
(老松の緑青が鮮やかすぎて、ちょっとハレーション気味。。)

今回は茂山千五郎家の狂言。茂山家は京都のお家です。
 *茂山家は大蔵流という流派だそうです
  ちなみに野村萬斎さんのところは和泉流というそうです

で、なぜ茂山家かというと、実は過去にこんなお仕事をしています。
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もう10年以上前のお仕事ですが、
茂山家に代々伝わる、季節のしつらえや行事、決まりごと、お料理などを紹介する内容で
「狂言家の本」ということで、季節の野菜で「笑」を表現した装幀です。
写真はとても美しく、内容の充実した本なのですが、実は非売品。
一般流通がないのは残念です。

そんなわけで、勝手に親しみを感じていた 千五郎さんはこんな方。(本より)
舞台に出てこられただけで、楽しい気持ちになるのです。
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本は、中の扉にも野菜の「笑顔」がたくさん。。
「絵をこんなふうに使うことは本意じゃないかもしれないけど。。」という
当時のデザイナーさんの言葉を思い出しますが。笑
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切手のお仕事のもっともっと以前の、野菜の絵のお仕事。の
ご紹介でした。