植物たちの救世主:装画

新しい本が届きました。
あまり描かないタイプの、植物群生イラストです。

時間の関係で内容を読まずに始める必要があり
依頼主からの「熱帯の植物」という言葉だけをヒントにまとめました。

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『植物たちの救世主』柏書房
この本の著者 カルロス マグダレナは、イギリスのキュー・ガーデン(キュー王立植物園)勤務。
絶滅したと思われた世界最小のスイレンの栽培を成功させるなど、希少植物の救出をはじめ
世界中から持ち込まれる植物の悩み事と向き合っている園芸家です。
自身の生い立ちから、どのようにキュー・ガーデンの一員となり、また日々どのように植物と接しているか。
専門的な事例も詳しくわかりやすく描かれ、植物が人間にとっていかに大切であるかを教えてくれます。
ここ最近の本としては、少々文字数が多いですが、植物好きならスイスイと吸い込まれる本かな。と思います。

原題『The Plant Messiah』は2017年にイギリスの Penguin Books から発売され
その後、各国で翻訳版が刊行されているようです。
日本語版の装画を描かせてもらえて、光栄です。
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ちなみにこれ、原画です。
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そして著者のカルロスさん、こんな方。キュートです。
(勝手にお写真拝借。ごめんなさい)
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あまり海外に行ってないのですが、イギリスは訪れたことがあって
なんだか勝手に贔屓している国です。キュー・ガーデン、今度行くことあったら行ってみたい。
カルロスに会えたら嬉しいですね。

『The Plant Messiah』日本語版『植物たちの救世主』
2018年6月25日、柏書房より発売です。どうぞ読んでみてください。