2023年は、春の野菜画展に続いて、１０月に石図譜の展覧会を開催しました。

普段は植物の絵を多く描いているのですが、今回は植物画を封印して、石の絵だけを展示しました。
石の絵は、写実的に描くというよりその模様を写すように描いたので「石図譜」と呼びます。
１００点の絵をメインに、床一面に並べて展示しました。
腰をかかめたり、しゃがんでじっと見比べたり。。
みなさんに石を拾うように石図譜を選んでいただきました。

 

展覧会に先がけて９月には、写真家の大沼ショージさんにご協力いただき
1年間かけて撮りためていただいた、石図譜作品のある風景写真を投影するイベントを
蔵前のカワウソにて開催していただきました。

こまかく打ち合わせずに、ただ絵を託して各地で撮っていただきましたが
大沼さんの解釈による予期せぬ美しい作品が多く、今後もどこかで展示できたらと思っています。

石の絵はこれまでも、実はたくさん描いておりまして
自分としては特に新しいモチーフではありませんが、しばらく石に取り組んでいたので
来年は植物で展覧会をしたいと思っています。