2000年後半より我が家で犬を飼う話が具体的に動き始めました。ペットショップやブリーダーさんを訪ねたり、雑誌やネットで調べたり、色々と検討した結果 、最終的にネットで見つけた兵庫県明石市の柴犬専門のブリーダーさんより購入することになりました。初めて犬を飼うものにとっては疑問や不安は溢れるばかりで、何しろホームページ上の画像を見て犬を予約・購入するわけですから、余計にあらゆる想像力がはたらきます。そんな、日々湧いてくる小さな疑問にもメールにて親切に答えてくださるブリーダーさんのお世話になりながら2001年3月4日、左のような小犬の画像を見て、この犬を予約することに決めました。引き渡しは3月下旬の予定。関西のブリーダーさんなので、小犬は驚くことに空輸で運ばれてくるということ。しかしたくさんの方が空輸で購入されており、経験豊富なブリーダーさんに従うのみ。3月10日には1度目の混合ワクチンも無事済んだという連絡をいただき、あとは家にやって来る日を待つばかりとなりました。

 

生後約50日:やや小ぶりです(ブリーダーさん宅にて)


大阪の伊丹空港から全日空の16便で犬が来ることになり、羽田空港の国内貨物カウンターまで迎えに行きました。朝8:50着の飛行機で、受け取れたのは約20分後。「小さな箱に入っていますので大きめの紙袋などをご持参されると持ち運びに便利です」とブリーダーさんから聞いていたのですが、本当に小さな箱に入って来たのでビックリして笑えました。ものすごく怯えているのではないかと心配していましたが、犬はあまり動じている様子もなく顔は「?」になっていましたが結構ケロッとしていて一安心でした。家に連れ帰った犬はまず排便をさせ、すぐにケージに入れて、その日は一日構わずにそっとしておく。と言うのが各所から聞かされていた鉄則です。そしてその夜は慣れない長旅と、知らない場所へ来た不安感から「夜鳴き」をするというのも散々聞いていたことでした。ケージの中から逐一こちらの動向を観察している犬を、見て見ぬ ふりをしつつ、無事一日目を終えました。さてその夜、2〜3日鳴き続けるが無視しなくてはいけないという「夜鳴き」が、いよいよ始まるか!!と覚悟を決めたのですが、子犬はおとなしく一声も発しませんでした。賢い柴犬に「ブク」と名付けました。
生後約70日:1kgの餌をのっけて、笑える状態でやって来た!


犬は賢い動物なので、なめられないように初めに人間が親分だということを認識させねばなりません。しかしながらよく可愛いがって人間の言うことをきくのは嬉しいことだと思わせねばなりません。でも決して甘やかしてはいけない・・というのです。(どうすりゃいいんだ!)また常に犬の動きに注目したり声をかけたりすると自分の方が上位 だと思うらしく、かといって無視するわけではなく動向に注意を払い何を欲しているかを察してやらねばなりません。(難しいぃ〜!)ブクは一日中ほとんど鳴かずにおとなしくしていますが、時々キュゥ〜ンと鳴きます。そんな時は排便なのか、甘えているのかを見分け、排便ならばトイレへ連れ出し、甘えているだけなら一切構ってはいけない・・のであります。ところが、この判断が初心者にはすごく難しい!トイレかと思って連れ出すと違っていたり、甘えているだけかと放っておいたらケージの中で排便していたり・・。犬の気持ちはわからん!のです。しかしながらブクは夜鳴きも一切なく、餌もよく食べ、無意味に鳴かず、よく眠り、排便も良好! 早く自分を子分だと認め、聡明な犬に育ってほしいものだと4日目にして早くも飼育の大変さを痛感しています。

居心地はどうですかい?


リビングにケージを置き、犬を飼っているわけですが、トイレは将来ベランダに置き自ら出て行って用を足して欲しいと理想を描いています。今はトイレ皿を認識させるための練習中です。ところが初めうまくいっていたトイレが、ここにきて突然出来なくなってしまいました。2日続けてケージの中で排便してしまったのです。「何故なんだ!」と初め悩みましたが、答は簡単でした。囲いも作ってないのに小さいトイレ皿で排便出来ていたのはただの偶然で、家に慣れてきたら犬がウロウロするのは当然。その度叱っていたせいで犬が混乱してしまったようです。その後は風呂場全体に新聞紙を敷き囲いをして静かに待つことによって、ちゃんと用を足すようになりました。よかったよかった。犬は賢いだけに人間が歴然とした態度をとってやらないと戸惑ってしまうようです。 それにしてもトイレの理想が現実になる日がいつか来るのだろうか・・とトイレタイムの度に思いを馳せる毎日です。

風呂場の練習用トイレット!


トイレの後はよく誉めてやってからケージに戻す。もし甘えて鳴いても無視する。というのがトイレのしつけの鉄則です。ところが最近ブクは、無視していると図に乗って「ワン!」と吠えるようになってしまいました。マンション飼いなのでムダ吠えは厳禁としたいところ。うちが犬を買ったHPでは掲示板も作られていて、皆さんここで相談したりアドバイスを受けたり、とても役立つ掲示板です。もちろん販売主さんからの適格な指示もあおぐことが出来、初心者には助かります。ブリーダーさんの犬は、吠えないためのしつけとして「鼻をパチンとやる」というのを読み、さっそく実行。ワン!と吠えた直後に猛然と口を閉じさせ、低いトーンで「ダメ!」と言って鼻をパチンとやってみました。するとよっぽど怖かったのかその後嘘のように大人しくなり、目もうつろにケージの奥で固まってしまいました。利き目抜群!でした。しばらくして気持ちを解きほぐすために遊んでやると、少し落ち着きを取り戻したようでした。犬は賢いなぁ・・

どうにもワケが
わかってない様子。


うちのケージは鉄柵で囲われた、下には木のスノコが敷いてある普通の犬用中型ケージです。スノコの上にはタオルと今はペット用ヒーターを置いています。ところがブクはうちに来た当初からこの鉄柵とスノコを爪と歯でガジガジやる癖がありました。掲示板で相談したところスノコを噛むのは止めさせるよう、鉄柵にはところどころタオルを結んでやったり噛むおもちゃを与えるよう・・との指示をいただき、さっそく試してみました。タオルもおもちゃも喜んだのですが、そうは言っても鉄柵ガジガジは相変わらず続いていて、そろそろきつく叱って止めさせようと思っていた矢先のことでした。夜、ブクが突然「ギャァーーー!」と物凄い勢いで叫び、驚いて見てみると柵の間に上顎と下顎がすっぽりひっかかり抜けなくなっていたのです。角度を変えるとすぐに外れたのですが、犬も人間もとてもあせり、驚いた出来事でした。恐らくもう二度と、ブクは鉄柵を噛まなくなると思います。

反省しろ〜ぃ!!


小犬は生後3ヵ月くらいまでに2度のワクチン接種を受けなければいけません。色々な伝染病予防のためのもので、この接種を受けてからでないと外へ散歩には行けないのです。ブクはブリーダーさんのところで3月10日に1度目のワクチン接種を済ませてもらっていたので、それから約一ヵ月後にあたる今日、2度目のワクチン接種を受けました。動物病院は近いので、青いカバンに入れて歩いて連れて行きました。空輸を経験しているだけあって屋外でも病院でも堂々としたもので、耳そうじや爪を切ってもらい、難無く注射もクリア。その日は一日安静に・・ということで、本人も少し体がだるいらしく一日中ボンヤリ眠ったままでした。10日ほど経てば外へ散歩に行けるということ!ブクは少しづつトイレやオスワリやマテ、吠えてはいけないこと、ケージを噛んではいけないことなど覚えつつありますが、まだまだ服従心が足りず、隙あらば上位 に立ってやろうと思っている様子が随所に見てとれます。そうはいかせないゾ。と
立派な忠犬に育て上げる意気込みです!!

袋詰めにて病院へ!!


将来は、是非とも犬を車に乗せて外出したいと思っている私たちは、小犬のうちに何でも体験させておく方が良いという判断のもと、さっそく車に慣れさせるためにドライブに出掛けました。外を歩くことはまだ出来ないため、またまた青のバッグにつめられたブクは3時間ほどのドライビングを楽しみ(?)ました。バッグに入ったまま膝の上に抱かれ窓の外などキョロキョロ眺めつつ、最後にはそのままの状態で寝てしまうという大物ぶり。先日の「鼻パチン」以来、吠えることも全くなくなり、かといって黙って怯えている様子も無く、何ともたのもしいヤツであります。ドライビングもひとまずクリアというところでしょうか・・


ブクはうちに来て約2週間が経ちますが、まだ一度もシャンプーをしていないので体が臭い!本日からトイレをベランダに移動させたにもかかわらず、家の中が犬臭い!たまらず初シャンプーをすることになりました。洗うほどに臭いブクは、はじめこそ「何すんねん!!」と暴れていたものの、途中からは観念したのか、以外と気持ち良かったのか徐々におとなしくなり、なすがまま状態。シャンプーは無事終了いたしました。風呂場にて大人ふたりがかりのてんやわんやの初体験、ブクは「トホホ」なぬ れねずみと相成りました。その後病院で教えてもらった綿棒での耳そうじを試みましたが、かなりの抵抗を受け断念。しかしながら匂いもとれてフワフワの柔らかい毛になり、めでたしめでたし。


最初にブリーダーさんから「この子は食欲が旺盛です」と聞いていました。現在、ブリーダーさんのところで食べていた「ユーカヌバ」という固形の餌を水でふやかして与えていますが、家に慣れるまでは少なめの量 から始め、便の様子を見ながら少しずつ量を増やして与えていくのが通常の餌のやり方です。軟便になってしまうと多すぎるというサインなので、与え過ぎに注意して量 を決めます。この朝ブクは寝起きに少し吐きました。(といっても消化しているので吐く物は何もない)しかしながら食欲も旺盛で、いたって元気。病院に電話で尋ねると餌の量 が少なくてお腹が空き、胃酸を吐いたのかも・・ということでした。どうやらちょっと餌の増やし方が少なかったようなのです。腹っぺこだったかわいそうなブク。その後は何事もなかったかのように快眠、快便、快食、快遊。許せブク!!

ブクがかついで来た餌
「ユーカヌバ」


15日は待ちに待ったお散歩デビューです。その日に向けてリードに慣れる練習を始めました。なにしろ生後70日で空輸を体験し、初めての病院も車での外出も難無くこなしてきたブクですので、首輪にもきっとすぐ慣れてくれるものと思いこんでいたのですが、初の激しい抵抗(怯え)を示しました。しかしながらこれをクリアさせねば立派な「犬」とは呼べません。「おまえは犬なのだから・・」と ゆっくりゆっくり慣れさせて、夜にはようやくあきらめムードとなりました。とはいえ首輪をすると、さっきまで猛烈にはしゃいでいたのが、急に「しゅん」となり、束縛されるのがよっぽど嫌と見えます。「首輪を見せただけで「お散歩だ!」と喜んでしっぽをふる」とよく聞きますが、そんな日が来るとは毛頭思えない本日、13日の金曜日のブクでした。

初リードにへこむブク

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