1回目のシーズンが終わって約2ヶ月、月齢10ヶ月を過ぎたブクはこの度、避妊手術をしました。手術については賛否両論あると思われますが色々検討した結果、うちでは犬に子供を産ませるつもりがないことと、成犬の雌は子宮などの病気で死んでしまう確立が高いということで、するなら早い時期の方が犬にとってのストレスも少ないと聞いたため手術をする運びとなりました。当日は朝の餌を抜いて昼前に病院へ。一泊入院で次の日の夕方引き取りに行きました。首にカラーを着けられ体にゴムのネットを巻かれて、ブクは成すがままの状態で怯えてしっぽをまるめていましたが、帰り道はそのままの姿で元気に歩き、家に帰ったらすぐにぐったりした様子で眠ってしまいました。2週間後の抜糸までどうなることやら・・・。

首にカラー、体にネット。


昨日病院で入院中のブクの様子を聞いたところ「とても神経質な犬のようで散歩でもあまり歩かなかったので、餌も食べないかと心配しましたが、二食ともペロッよく食べました」と言われたとおり、家に帰ってきても食欲旺盛なブクです。「激しい運動を避けること以外は通常の生活をしてよい」「犬にとってはストレスだがカラーだけは絶対外さないように」と言われ、化膿止めの錠剤を約5日分いただきました。ブクは散歩と餌以外は一日中眠りっぱなしで、飼い主は元気づけてやろうと色々声をかけますが、動きにくいのかいまいち反応は鈍く、当然テンションは下がりっぱなし。しまいにはこの夜、眠っているブクの頭をなでただけで「グゥゥ〜ッ」と激しく威嚇するように唸ってきました。「わしに構うなァ〜」といった感じ。こちらも傷の事が気掛かりできつく叱ることができず、色々ストレスもあることだろうし今日はまぁ大目に見てやろうといった具合で当たらず触らずの対応となりました。いつもは夜ケージに入れて寝かせますが、しばらくはカラーを着けていて窮屈そうなので、昨夜に続き今日もそのままカゴで寝かせることになりました。

眠り続ける・・。


外を歩いている時に座りこんでお腹を気にすることは滅多にないので、散歩中だけはカラーをはずしてやることにしました。そのせいか、家ではダルそうにしているブクも散歩中はイケイケで元気に歩きます。ネットは人間が頭などを怪我したときに着ける柔らかいゴムで出来たもので、傷口に貼ってあるパッドが外れないようしっかり体に巻き付けてあります。手術前と比べるとウンチの回数が減り一回の量が増えたことを病院で訪ねると、やはり力むことで傷口が少し痛むので無意識的に回数を調節しているのではということでした。

ネットはこんなかんじ。 ウンチがちょっと出にくそう


術後5日目、この通りブクは元気に散歩をしております。が、家では相変わらず動きが鈍く「唸る」こともたまにあり困っています。しかしながら思えば飼い主は、哀れな犬の姿を見て少し「甘やかした感」があったことを反省し、それによってブクが生意気になっては大変なので、ただちに厳しく接する方針に戻すことにしました。唸れば以前のように猛然と叱り、夜は窮屈でもケージで寝かせることにしました。毎朝早くに「出してくれぇ〜」とク〜ンク〜ン鳴きますが、これも無視し、度を越した時には激しく叱ります。それでもやっぱり窮屈なネットとうっとうしいカラーは可哀想で。特にブクは実はかなりの臆病犬なので恐らく相当のストレスになっていると思われ・・。もうちょっと頑張れよ!!と飼い主は複雑な気持ちです・・。

散歩中は元気!!


術後ようやく1週間が経ちました。病院での診察では経過良好ということで窮屈なネットをはずしてもらうことが出来ました。その分お腹を舐めてしまいそうなのでカラーは外せなくなりましたが、体にしっかり巻かれたネットはよほど嫌だったらしく、病院からの帰り道ブクはブルブルと何度も体を震わせて、スキップ状態で家に帰りました。1日1度となっていたウンチもこの帰り道にいきなり2度も出し、よっぽど嬉しかったと見えます。傷口に貼られた絆創膏のようなパッドと首のカラーはあと1週間後の抜糸までもう少しの辛抱です

術後、再来院でキンチョー!

やっぱり変な格好・・!


病院でネットを取ってもらったものの、お腹のパッドがすぐに外れてしまうので、簡単な腹巻きのようなネットをしたブクはずいぶん元気になりました。でも走り回りたい気持ちはいっぱいなのに、思うように動けず欲求不満がつのっている様子。術後3日ほど続いた「唸る」という行動は無くなりましたが、散歩中に新たな問題行動が発生。相変わらず犬と遊びたいブクを「もう少しの辛抱!」と挨拶程度で我慢させた直後「なんで遊ばせてくれへんねぇ〜〜ん!」と飼い主に激しく飛びかかってくるようになりました。完全に舐めている!道ばたで押さえ付けて制止すること数回。しかしブクはこちらが叱るほど興奮しておさまりがつかなくなります。無視しようにも体にまとわりついて歩けないくらいになり、ほとほと困りはててしまいました。散歩時間が長くなるほどこの症状が現れるので、カラーが外れる抜糸までは少し短かめの散歩にすることにしました。元気になったら思いっきり叱ってやるから覚悟しろよぉ〜〜!

舐めている・・!!


手術後は犬も気分が悪かっただろうし、飼い主も様子がわからずビクビクと接していましたが、10日が経ち、お互いにようやく以前の調子を取り戻してきたように思います。ブクもすっかり傷口への違和感は無くなったようで、壁やドアにカラーをガツンガツンぶち当てながら家の中を走り回っています。時々なにかを要求するようにキュ〜ンキュ〜ンと鳴いたりしますが、可哀想に思っても無視します。何度かあった問題行動は今のところ無くなり、朝起きる時もケージの中でおとなしくできるようになりました。やはり欲求不満とストレスが絶対的な理由だったと思っています。でも飼い主がその気持をあまりに察してしまい、少しでも甘やかそうものなら、犬はあっという間に上下関係を誤解してしまうものだと身をもって感じました。半年かかって築きかけていた信頼関係も一気に崩れさってしまいます。ブクは間もなく月齢11ヶ月。少し賢くなってきたかな、と思うこともありましたが、まだまだ子供だと今回のことでよくわかりました。10年そこらしか生きない犬に辛い思いをさせたかなぁ・・とも思いますが、これからもビシビシしつけるとともに、犬との生活を楽しみたいと思っています。12月4日は抜糸です。ブク!もう少しの辛抱だっ!!

あと4日で抜糸です!

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