「日々のこと」の最近のエントリー

2017年もよろしくお願いいたします

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新しい年、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

2017年は、2月末に展覧会を予定しております。

個展は2011年以来、久しぶりの開催になります。
変わらず植物を描いていますが、仕事で描くものとは少し違った印象かもしれません。
大きい作品も描いておりますので、遠方の方もお越しいただけますと幸いです。

 

詳細は近日中にお知らせいたします。

案内状を希望の方はメールにてご連絡ください。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

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波多野光 個展 
日程:2017年2月21日〜28日
場所:青山 DEE'S HALL 港区南青山3-14-11
   「表参道」から徒歩5分ほどです

 

*インスタグラムで作品など公開しております >> 

狂言家『茂山千五郎家のおまわり』

初めて「国立能楽堂」に行ってきました。
お能ではなく、狂言を観に。。
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能舞台は独特の美しさがあって、ピリリとします。
そしてワクワクします。
(老松の緑青が鮮やかすぎて、ちょっとハレーション気味。。)

今回は茂山千五郎家の狂言。茂山家は京都のお家です。
 *茂山家は大蔵流という流派だそうです
  ちなみに野村萬斎さんのところは和泉流というそうです

で、なぜ茂山家かというと、実は過去にこんなお仕事をしています。
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もう10年以上前のお仕事ですが、
茂山家に代々伝わる、季節のしつらえや行事、決まりごと、お料理などを紹介する内容で
「狂言家の本」ということで、季節の野菜で「笑」を表現した装幀です。
写真はとても美しく、内容の充実した本なのですが、実は非売品。
一般流通がないのは残念です。

そんなわけで、勝手に親しみを感じていた 千五郎さんはこんな方。(本より)
舞台に出てこられただけで、楽しい気持ちになるのです。
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本は、中の扉にも野菜の「笑顔」がたくさん。。
「絵をこんなふうに使うことは本意じゃないかもしれないけど。。」という
当時のデザイナーさんの言葉を思い出しますが。笑
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切手のお仕事のもっともっと以前の、野菜の絵のお仕事。の
ご紹介でした。



万年青の品評会

万年青と書いて「おもと」と読みます。

古典園芸植物で、古くから栽培されている常緑多年草。
葉の形や斑の入り方などの「芸」が鑑賞の対象となり、
多くの方が愛好されている植物です。

2014年〜2015年の池坊の月刊誌「華道」の表紙を担当させていただいた中で
たまたま2014年12月号に描いたのですが。。。
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これが縁で、このたび「日本おもと協会」さんより、品評会の審査会にご招待いただきました。
もちろん「審査なんて出来ません!」と思いましたが、
主旨をご説明いただき、なにせとても興味深かったので、出席させていただくことにしました。
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(↑ 写真は、準備中の雑然としている様子ですが。。)

何もわからずに(ちょっとニヤニヤしながら)訪れましたが、どうやら品評会とは
全国の愛好家さんがエントリーされたものから1品種ごとに1位〜5位を選び
それぞれの1位の中から優勝者を決め、それらを鑑賞するというものらしく
一般審査員のわたくしは、各支部のベテラン審査員の方々に色々教えていただきながら
この1位〜5位を選ぶ。。という作業に同行させていただきました。

大葉、薄葉、羅紗と大きく3つのカテゴリーに分けられた中の、羅紗品種を担当。
とても小さく可愛らしい種類です。
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この小さな葉の重なり具合、形の妙、斑の入り具合などなど、
みなさんが「うぅん、これは芸がいいね」と言われるものには
なにやら共通したポイントがあるらしく。。
瞬間的に順位を決めて行く、もやは審査の「師」に連れられて、
私は「へー」とか「ほー」とか言って、時には質問したり、
ひとつふたつ決定権を与えていただいたりしながら
ただただついて廻ること数分、あっというまに30〜40品種の審査が終わりました。

↓「師」の、かっちょいいジャンパー。
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その後、別フロアの大葉品種や薄葉品種も見せていただき
万年青という植物について、またその愛好ポイントなどを教えていただきました。
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のちに、秋篠宮殿下も来訪されたそうで、私は早々に退散しましたが
この日は、とても面白い経験をさせていただきました。

おみやげにいただいた瓦せんべいも「おもと」!
「師」のジャンパーと同じ絵柄だったことは見逃しません。
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面白かったなぁ。。
色々なつながりに感謝、の一日でした。

桜 咲く

3月に入り、ようやく春めいてきましたね。

この冬は東京でも何度か雪が積もり
その雪で、近所の公園の桜の枝が折れました。

ずいぶんつぼみが膨らんでいたのですが
公園は廃棄することにしたらしく、数日後には
ぶつ切りになって、たばねられていました。

少しいたたまれなくなって、数本持ち帰り
花瓶にさしていたものが、ひとあし先に開花。
じゅうぶんに観察できました。
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花瓶からの水揚げは難しいですが
室内は暖かいので、まぁまぁうまく開きました。
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お仕事で描いた桜はこちら。
大正製薬の医療専門誌で病院に置いてあるらしいです。
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東京の開花宣言は間もなくですね。
暖かい春が待ち遠しいものです。


本年もよろしくお願いします

・・といっても、もう1月もなかばですが。

ここ数年は下鴨神社に初詣に行っていましたが、今年は上賀茂神社へ。
どちらも帰省先から徒歩で行ける距離です。
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午年なので、馬。 お静かに、お静かに。。
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世界遺産の上賀茂神社、御祭神は「賀茂別雷大神/かもわけ いかづちの おおかみ」。
雷の神様だそうです。
なので、落雷除・電気産業の守護神なんですと。へぇ。。知らなかったです。
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さすがに境内は人が多かったですが、
神社脇の参道は空気がパキンとして、気持ちのいい景色でした。
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上賀茂神社の近くには社家の街並みがあり、散策するのにいいですよ。
いわゆる各地の「小京都」といわれる観光地が、似せて作っているのは
ここが元になっているのだと思います。(画像拝借しています。ごめんなさい)
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そんでもって、しばらくいくとこんな風景も。 わかりますか?
京都の名産「すぐき」の漬け物はこうやって漬けるんですよん。
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と。そんな元旦。

しかし個人的には、この写真が一番のヒット。
おそらく、その筋の方々には有名と思われますが「松ヶ崎浄水場」。
私は知らなかったので、歩いていてふいに登場したので、興奮しました!
カッチョええぇ。。。
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。。と、そんなこんなで
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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